快適な生活確保のために調査は大切です。

(1)道路と方位

道路の種類、構造、幅員の調査をします。

私道の場合は利用関係や負担の有無を確認します。

敷地からみて、どの方位に向かって道路が接しているのかも調べます。

(2)用途(地目)

現況の地目と登記事項証明書の地目に違いはないか確認します。

*地目とは土地の用途の分類のこと(例:田・畑・宅地・山林・学校用地・・・などなど他にも沢山あります。)

(3)境界

隣地との境界が確定しているかどうか。

未確定の場合は、境界を明らかにする必要があります。

(4)地積(面積)

実測によるものと登記事項証明書に記載されているものとに差があることがあるので

明確にしておきます。

(5)形状・地勢

形状:正方形・長方形・三角形・台形など

地勢:平坦・傾斜(勾配の方向)などの確認をします。

(6)高低差

道路や隣地と高低差はないかどうかを確認します。

あればどのくらいの高低差なのかかも調べます。

(7)環境

隣接地や周辺の利用状況を確認します。

幹線道路、工業地、業務用地などが近い場合は種類、距離等の調査をします。

(8)交通

最寄りの鉄道の駅、バス停からの道路距離や運行状況、通常利用するルートの確認をします。

都市中心部への所要時間等の調査もします。

(9)電気・ガス・上下水道

電気の容量、ガスの種類・配管、上水道のメーター・配管、下水道の排水システム等の確認をします。

(10)施設とその距離

商業施設や学校等の距離を調査します。

(11)その他

敷地内に基礎、浄化槽・井戸等残存していないか。

以上の現地調査以外にも役所等で権利関係や法令上(都市計画法、建築基準法等)の制限など調査をします。